「死んでくれたほうがいいみたい」使用人の会話が病床に伏した王妃カーティアの胸をえぐる。今や国王の愛は側妃に向けられており、カーティアに求められるのは政務をこなすことのみ。彼のために人生を捧げてきた結果がこれか…後悔を抱きながら人生を終えたカーティアだったが、目覚めると三年前に時が巻き戻っていて!? せっかく与えられた二度目の人生、だがこのままでは三年後に再び病で命を落とすかもしれない。残された時間は多くないならば、自分のために生きよう! そう決めたカーティアは、王妃の立場を投げ捨てて余命三年の人生を謳歌しようとするけれど――